dTVが2023年4月11日をもって新規受付を終了し(サービス提供は6月30日まで継続)、4月12日にLeminoがリニューアルオープンしています。
何がどうリニューアルされるのか具体的な内容を紹介いたしますので、現『dTVユーザー』の方は継続利用に注意してください(※契約が自動的に移行されるため、Leminoを使わなくても月額が勝手に上がります。詳細は本記事のQ&Aに記載)。
dTV→Lemino(レミノ)はデメリットが大きい?

dTV | Lemino | |
月額(税込) | 550円 | 990円 |
見放題作品数 | 非公開 | 約18万本 |
有料レンタル | あり | あり |
合計作品数 | 約10万本(推定) | 約18万本+有料作 |
主なジャンル | ・音楽ライブ ・WBCなど一部スポーツ中継 ・洋画 ・邦画 ・アニメ ・海外ドラマ ・国内ドラマ ・韓流ドラマ ・オリジナルドラマ | ・音楽ライブ(拡充) ・WBCなど一部スポーツ中継(拡充) ・洋画 ・邦画 ・アニメ ・海外ドラマ ・国内ドラマ ・韓流ドラマ(拡充) ・オリジナルドラマ |
同時視聴 | – | 無制限(※異なる作品であれば) |
オフライン再生 | ○ | 〇 |
早見再生 | 1.5~2.0倍※アプリのみ | 0.5/0.75/1.0/1.25/1.5/2.0倍速 |
次話自動再生 | ○ | 〇 |
お気に入りリスト | ○ | 〇 |
対応デバイス | ・スマートフォン(android、iOS) ・タブレット(android、iOS、Fire OS) ・パソコン(Windows、Mac) ・テレビ(アプリ搭載型) ・クロームキャスト ・ファイヤースティック | 同左(※テレビはAndroid搭載モデルに限る) (※ファイアースティックは第3世代に限る) |
無料お試しキャンペーン | 31日間 | 31日間 |
音楽ライブや格闘技、韓流・アジアドラマの配信数が増えるようなので、それらジャンルが好きな方であればメリットがあります。
ただし、業界最安クラスの550円で推定10万本もの動画が楽しめるという、1番の強みであった『コスパの良さ』が消滅します。
990円で18万本のコンテンツ数なので、1万本あたり55円という比率は同じですが、ユーザーは『18万本』も求めていません。見る時間がありません。
基本的な機能面においては、dTV時代ではできなかった複数端末による同時視聴に対応していますが、アプリが一新されたことで、「次エピソードの自動再生ができない」などの不具合が出ることもあるようです。
ファイアースティックやクロームキャストで使用するアプリも新しくなっているため、Leminoが使えるのかどうか戸惑うdTVユーザーも多いようです(それぞれでLeminoアプリがリリースされています※ファイアースティックは第3世代に限る。2021年4月14日発売モデル)。
『マイチャプター』という面白い機能は実装される

『マイチャプター』
好きな作品の好きなシーンに印をつけることができ、そのシーンを見たい場合は一気にジャンプすることができる。面倒な早送りをする手間も、送り過ぎて戻したりする手間もない。好きなシーンを何度も見たい人にとってはものすごく便利な機能。
『感情スタンプ』
いわゆる「いいね」の拡充版。特に欲しい機能ではない。
『エモートライン』
みんなの「感情スタンプ」がタイムラインで流れてくる。不要。
『感情検索』
感情スタンプを検索するくらいなら「あらすじ」を読む方が作品の世界観を把握できる。
ABEMAのサッカーWカップ無料配信のように、LeminoもWBCなどを無料配信する

Leminoでは一部スポーツを無料で配信して、有料会員でなくても視聴できるABEMAと同じ取り組みを行う予定となっています。
いわゆる客寄せ。
dTVから月額倍増でユーザーが減るのは間違いないので、サービスを本気で展開するなら広告塔は必須。
ただし、dTVはサービス開始当初は見放題10万本を公表数値としていて、その後非公表に切り替えた経緯があります。
おそらく収益悪化に伴い本数を削減したと思われ、でも本数を削るだけでは収益が上がらず、月額料金を上げるためにリニューアルすることになったと推測されます(単なる値上げではユーザー離れが激しいため)。
実際に売上シェアが落ちている

2020年は6.7%あったdTVの売上シェアが、2021年には5.4%まで落ちています。
2022年のデータはまだありませんが、さらに売上シェアが落ちていた可能性があります。
先日発表された2022年の売上も、市場シェアが4.2%まで落ちていました(会員数の減少グラフはこちらのランキングで確認できます)。
2020年 | 2021年 | 2022年 | |
市場規模 | 3222億円 | 3862億円 | 4508億円 |
dTVのシェア率 | 6.7% | 5.4% | 4.2% |
dTVの売上 | 約215億円 | 約208億円 | 約189億円 |
VOD市場は成長しているのにdTVの売上は落ちているので、月額を上げて売上を伸ばさないと利益の確保が難しい状況にあると予想されます。
つまるところ、格闘技の無料配信はイメージ悪化を少しでも軽減するための施策であり、配信コンテンツを『本気』で充実させようとしている印象は残念ながらありません。
Leminoには他より確実に勝る個性がない

Netflix | 最強に面白いオリジナルドラマを多数配信 |
Amazonプライムビデオ | プライム会員特典とセットでお得度No.1 |
U-NEXT | 見放題作品27万本以上で断トツNo.1 |
DAZN | 最強のスポーツ配信サブスク |
dアニメストア | 最強のアニメサブスク |
DMM TV | 最強のアニメサブスク+アニメ以外も10万本以上の映画やドラマをラインナップする新サブスク |
ディズニー+ | ディズニーグループの作品を独占配信 |
Lemino | 音楽LIVEがちょっと強い?(U-NEXTでも配信している) |
音楽LIVE配信を行っているのはLeminoとU-NEXTくらいなので、その点は少しだけ個性がありますが、配信アーティスト数が少なく、確かな個性にはなり得ません(※みんな自分の好きなアーティストのLIVEは現地へ見に行ったりリアルタイム配信を見たりBlu-rayを買って楽しむ人がほとんど)。
やはりdTV時代の550円で動画本数が多い(推定10万本)こそが1番の個性だったので、Leminoは新しい取り組みがあろうともおすすめしにくいサブスクかもしれません。
Leminoを使うなら、月額550円で17万本以上見放題の『DMM TV』がおすすめ

Leminoは4/12にサービスが開始され、4/11までにdTVに加入していた人は9/30まで月額550円でLeminoを利用できるので、550円で18万本というコスパの良さを期間限定で享受することはできます。
しかし、それ以降は990円での利用となるため、月額が上がるまでに乗り換え先を探しておきましょう。
乗り換え先の候補はいくつかありますが、断トツでおすすめの乗り換え先は月額550円で17万本以上が見放題という『DMM TV』です。
2022年12月にスタートしたばかりの新サブスクであるため初めて聞くサービス名かもしれませんが、サービス開始2週間で会員数30万人を突破しており、いまもっとも注目を集めている動画配信サービスです。
その『DMM TV』の特徴をかんたんに紹介いたしますので、気になる方はチェックしてください。
DMM TV(2022年12月スタートの新・サブスク)の内容
DMM TV | |
月額(税込) | 550円 |
アニメ作品 | 5280タイトル |
見放題作品 | 17万本以上 |
有料レンタル作品 | 約3万本 |
有料作品に使えるポイント | 最初の3か月のみ550円分ずつ付与 |
合計本数 | 約20万本 |
主な取り扱いジャンル | ・オリジナルアニメ ・オリジナルドラマ(ABCテレビとの共同企画) ・オリジナルバラエティ ・アニメ ・キッズ ・特撮 ・洋画 ・邦画 ・海外ドラマ ・国内ドラマ ・韓流ドラマ ・バラエティ ・2.5次元舞台 ・グラビア ・アダルト(FANZAの見放題2000作以上) |
オフライン再生 | ○ |
音声付き早見再生 | 1.25/1.5/1.75/2.0倍速 |
次話自動再生 | ○ |
お気に入り作品リスト | ○ |
同時視聴 | 4台まで(同じ作品は同時再生不可) |
対応デバイス | ・スマートフォン(android、iOS) ・タブレット(android、iOS、Fireタブレット) ・パソコン(Windows、Mac) ・テレビ(Android搭載) ・ゲーム機(PS5) ・クロームキャスト ・ファイヤースティック |
無料のお試しキャンペーン | 30日間無料+550円分のポイントサービス※1 |
☆安くて、本数が多くて、ジャンルも豊富!
☆特にアニメが強い!(最新クールほぼ100%&5280タイトル以上配信)
☆オリジナルのアニメやドラマやバラエティも製作!
- アニメ1クール12話と考えると、5280作品=63360本ものアニメがあり、dアニメストア(5300作品)に匹敵するほどアニメに強い!
- さらに10万本以上の映画やドラマの取り扱いがあるため、dアニメストア+プライムビデオ(推定2万本)よりも内容が充実!
- そもそも月額990円で18万本のLeminoよりも、月額550円で17万本のDMM TVの方が明らかにコスパ良し
しかも⇩表の通りキャンペーンが開催されていて、30日間無料で試せる上に550円分のポイントまで貰えて最新レンタル作品も視聴できます。
月額(税込) | ポイント | 途中解約費用 | |
最初の30日 | 0円 | 550円分貰える | 0円 |
2か月目 | 550円 | さらに550円分貰える | 0円 |
3か月目 | 550円 | さらに550円分貰える | 0円 |
4か月目 | 550円 | ポイント付与はなし | 0円 |
4か月トータル | 1650円 | 1650ポイント | 0円 |
無料期間後も継続利用した場合は、今なら550ポイントがさらに2か月連続で貰えるので(無料期間で貰えるポイントと合計すると1650円分)、実質4か月無料でサービスを始められます。
dTVがLeminoに値上げされて、よりコスパに優れた乗り換え先を探している場合は、迷うことなくDMM TVを選びましょう。
会員数ランキングを見て乗り換え先を探してみる
コストパフォーマンスであればDMM TVがおすすめですが、オリジナルドラマに強いNetflixやDisney+、見放題作品数がさらに多いU-NEXTなど、選び方はいくつもあります。
別記事で国内における動画配信サービスの会員数ランキングなど、多数のランキングを紹介しておりますので、複数のサービスをまとめて比較してから選んでも遅くありません。

『国内会員数』ランキング
『国内売上』ランキング
『コストパフォーマンス』ランキング
『月額の安さ』ランキング
『見放題作品数』ランキング
『オリジナル・独占配信作品』ランキング
『アニメ作品数』ランキング
『韓流・アジアドラマ作品数』ランキング
合計7つのランキングを紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
dTVとLemino(レミノ)のQ&A
まとめ
動画サブスクはスマートフォンの買い替えと違い、簡単に乗り換えたりまた戻ってきたりできるので、リニューアルなどのタイミングで気軽に見直すことができます。
特に動画サブスクは二極化が進んでいるので、質が落ちていくサービスよりも、高い質を維持&さらに上がっていくサービスへ乗り換えていくことをおすすめします。
気軽なご相談はこちらから!