大手国内メーカーもマイナーメーカーも海外メーカーも、全部まとめてランキング形式でおすすめテレビメーカーを紹介します!
メーカーの違いが分からなかったり、ランキング情報がなくて困っていたりした方はぜひ参考にしてみてください!
テレビメーカーのおすすめランキング!
『買う側が本当に求めている要素』のみでテレビメーカーを比較し、おすすめランキングとして紹介いたします!
要素は次の4つ!
『コスパ』→最重要。画質も音質も見やすさも、お買い得でなければ意味がない。
『個性』→そのメーカーを買う意味。とても大事。
『操作性』→比べなければ分からない要素だが、間違いなくレスポンスが速い方が良い。
『サポート』→故障が少ないテレビでは重要性は低いが、メーカーの信頼性を高める要素。
詳細はメーカー別に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
メーカー | コスパ | 個性 | 操作性 | サポート | |
第1位 | 東芝 | ◎ | 〇 | △ | △ |
第2位 | ハイセンス | ◎ | 〇 | △ | × |
第3位 | ソニー | × | ◎ | ◎ | ◎ |
4位 | TCL | ◎ | 〇 | 〇 | × |
5位 | LG | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
6位 | シャープ | △ | △ | ◎ | ◎ |
7位 | パナソニック | △ | × | △ | ◎ |
8位 | オリオン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
9位 | RCA | 〇 | 〇 | 〇 | × |
10位 | アイリスオーヤマ | 〇 | × | × | △ |
11位 | マクスゼン | 〇 | × | × | × |
第1位は東芝! 理由はズバリ、『圧倒的なコスパの良さ』です。
第2位はハイセンス。同じく『抜群のコスパ』がその理由。
第3位はソニー。コスパはハッキリ言って最悪ですが、『個性』『操作性』『サポート』が抜群です。
ただし、テレビはサイズやグレードによって評価が大きく異なるため、メーカーごとにもう少し分かりやすく紹介させていただきます。
第1位 東芝レグザの強み
東芝レグザ | コスパ | 操作性 | ||||
価格 | 画質 | 音質 | 視野角 | 地デジ | ネット動画 | |
液晶:低価格40インチ以下 | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 | △ |
液晶:低価格43インチ以上 | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 | △ |
液晶:高価格43インチ以上 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
有機EL | △ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
『価格』→どのグレードも国内メーカーでは間違いなく最安クラス。
『画質』→価格が安いのに少しも劣らない。他メーカーの下位クラスを買う金額で東芝なら1つ上のグレードにできるため、結果的に他社を上回る。
『音質』→低価格モデルでは低音が物足りないが、声はしっかり聞こえる。
『視野角』→どのモデルも正面は見やすい。液晶でグレードが上がると斜めから見ても色落ちしないADSパネルを搭載。
『地デジの操作性』→チャンネル切り替えは遅くも速くもない。快適性は普通。
『ネット動画の操作性』→iPhoneなどと比べると若干遅く感じる。ファイアースティックと同程度。
液晶テレビは技術が成熟しているため、今の時点では安さこそが正義です。10年後には8KマイクロLEDテレビが画質を一変させると思われますが、それはまだ先の話。
有機ELは今の時点でマイクロLEDに匹敵する光源数を有しているので、より高画質が欲しい方は有機ELを買えば間違いなし。ただし、電気代は高く、寿命も液晶よりやや短くなります(全メーカーに共通する要素なので後述)。
東芝レグザの2つの個性

東芝レグザの個性は2つあり、1つは『圧倒的なコスパ』です。
本来コスパというのは他のメーカーの価格に左右されるため個性になり得ませんが、東芝は常に安いためハッキリとした個性として確立されています。
もう1つは『タイムシフト機能』。
その機能が使えるモデルは液晶最上位と有機EL上位モデルだけですが、地上波を自動で録画してくれるため、番組をリアルタイムで見る必要がなくなり、ネット動画のように自分の好きなタイミングで再生・一時停止・再開ができます。
CMをどんどん飛ばして見ることもできるため、ストレスフリー。外付けHDDを繋いでおく必要がありますが、1万円程度で買えるため費用対効果良し。
ただしサポートは弱い

東芝レグザは大幅な赤字が原因で2018年にハイセンス(中国)に買収されてしますが、その際に大幅な組織改革があり、自社修理工場を全て売却。手放しています。
現在はソニーに修理を委託しているので、修理が絶対にできない訳ではありませんが、委託している身なので修理に取り掛かる優先順位はかなり低いです。
結果として時間が掛かる上に、修理完了の見通しが立たないために「修理できません」と回答が来ることも。
それが保証期間内であれば「お金を出すので新品買ってください」と、逆に嬉しい提案をされる場合もありますが、保証期間外だとお金は出してくれません。修理したくても新品を買うことになります。
とは言え、テレビの平均寿命は10年ほどあるため、そうそう壊れることはなく、数年で修理に出す確率はかなり低いです。心配な人だけ、購入する際に延長保証に加入すると安心できるかもしれません。
東芝レグザの総評

レグザはコスパNo.1、メーカーとしてのおすすめランキングでもNo.1です。
家電量販店に行って他のメーカーと見比べると画面が暗い印象を受けると思いますが、『錯覚』なので気にしないでください。お店が明るすぎて暗く感じますが、自宅では十分な明るさがあります。他のメーカーの圧倒的な明るさは、日中にカーテンを開けた状態で視聴する場合には見やすいものの、それ以外のシーンでは眩しくて目が疲れます(詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介しています)。
東芝レグザは国内シェア24.1%を誇り、2022年の年間販売台数で堂々の1位です(BCNランキングより)。
レグザを買って後悔することはまずありません。おすすめ第1位です。
第2位 ハイセンスの強み
ハイセンス | コスパ | 操作性 | ||||
価格 | 画質 | 音質 | 視野角 | 地デジ | ネット動画 | |
液晶:低価格40インチ以下 | ◎+ | 〇 | △ | 〇 | 〇 | △ |
液晶:低価格43インチ以上 | ◎+ | 〇 | △ | 〇 | 〇 | △ |
液晶:高価格43インチ以上 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
有機EL | – | – | – | – | – | – |
ハイセンス(中国)は2018年に東芝レグザを買収し、レグザの映像エンジンを取り込むなど少しずつ性能を寄せて行った結果、現在はほぼほぼ『ハイセンス』=『レグザ』です。画質も音質も見やすさも操作性もほぼ同じ。
わずかにある差として、
- レグザの個性である『タイムシフト機能』はない
- 高画質要素の1つ『部分駆動』が搭載されていてもほぼ機能しない
- その代わりハイセンス製の方が全体的に安い
- 低価格モデルでも広視野角のADSパネルを搭載
- メーカー保証も標準で3年ついてくる
部分駆動については全メーカーに関わる要素なので詳しくは後述しますが、明暗のメリハリをつける機能なので『明るさを最大』にすればメーカーで違いが出ます。逆に言うと、『自宅で見る明るさ』では人間の目で違いがほとんど分かりません。要するに、欠点にはなりません。
ハイセンスの個性とサポート

ハイセンスは『タイムシフトのない東芝』であるため、個性は1つ。『圧倒的なコスパよりもさらに安い極限のコスパ』です。
ただし、ハイセンスは国内に修理拠点を持たず、さらには修理の委託先がソニーのような大手メーカーではありません。
結果的に、修理はほぼ諦めてください。保証期間内なら新品との交換対応が基本であり、3年を過ぎた後は新品を買うことになります。
4~10年以内で特別壊れやすいという情報はないものの、心配であればソニーやシャープなどのサポートが手厚いメーカー製を選びましょう。ただし、本体が高いためおすすめはいたしません。
ハイセンスの総評

『圧倒的なコスパよりもさらに安い極限のコスパ』はそれだけで価値があります。
中国メーカーということで気にする人もいると思いますが、ハイセンスは中国メーカーの中では相当まともです(言い方は良くないかもしれませんが、あからさまな粗悪品を作って売っている中国メーカーは無数にあります)。
東芝レグザの技術を使い、3年保証も付けて、日本語の公式サイトや取扱説明書のダウンロード環境を整備して、2022年の国内販売シェアは13.4%の第4位まで順位を上げてきています。粗悪品を売るメーカーにはできないことばかりです。
パナソニックよりも順位が高い中国メーカーはハイセンスだけです。買う理由は十分にそろっているため、おすすめNo.2のメーカーとさせていただきます。
第3位 ソニー(SONY)の強み
ソニー(ブラビア) | コスパ | 操作性 | ||||
価格 | 画質 | 音質 | 視野角 | 地デジ | ネット動画 | |
液晶:低価格40インチ以下 | × | 〇 | △ | △ | ◎ | ◎ |
液晶:低価格43インチ以上 | × | 〇 | △ | △ | ◎ | ◎ |
液晶:高価格43インチ以上 | × | ◎ | 〇 | △ | ◎ | ◎ |
有機EL | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
『価格』→最悪。全メーカーで断トツNo.1に高い。
『画質』→ソニーの中の低価格モデルは他社と同程度しかありません。高価格になれば他社を超え、突き放すだけの性能がある。
『音質』→低価格モデルは他社と同等。高価格でも液晶は同等。有機ELだけ「聞き取りやすさ」「高音域のクリアさ」「画面から音が出る面白さ」で上回る。低音は同等かやや劣る。
『操作性』→抜群。速い。※他社より速いという意味で、ブラウン管テレビやアナログ液晶テレビにはチャンネル切り替え速度で負ける。
価格をどうにか下げて欲しいものの、メーカーがハッキリと高単価路線を突き進んでいるため、おそらく「ソニーなのに安い!」というに日は二度と訪れない。2022年モデルであるX80WKシリーズは、発売からの1年間で2回ほどメーカーが大々的なセールを行いましたが、他メーカーと性能が大差ない上にセールしてもまだ高い。
ソニーを買うなら、他社を超える高画質と操作性を目的にしないとおすすめできません。
ソニーの個性

ソニーの個性は次の3つです。
- 4Kテレビの全モデルでレスポンスが速い
- 液晶の高価格モデル(X90シリーズ/X95シリーズ)は他社を軽く超える高画質
- 有機ELは画面のいたるところから音が出て、聞いていても面白い
※ただし、画質に関しては条件があります。ソニーは他社よりも多くのLEDを搭載しており、明暗のメリハリをつける分割数も最多です。が、画面を明るくしないと人間の目ではメリハリの良さが分かりません。
初期設定から明るさを上げると人によっては眩しいと感じる恐れがあるため、買い替え候補に入れる前に、自宅で使っているテレビの明るさを最大にして違和感がないか試してください。ソニーのテレビはさらに明るいので、違和感を覚えるようであればおすすめできません。
なお、自宅にテレビがない場合には、スマートフォンを明るさ最大にしているかどうかがポイントです。眩しいならおすすめできませんし、違和感がないなら候補へ加えても大丈夫です。
有機ELの音については、左右のステレオスピーカーという概念ではなく、被写体や物体がある位置に合わせて画面から直接音が出るため、非常に面白い。単純な音質だけであれば他社製のテレビや別売スピーカーを買っても満足できるが、音が面白いのはソニーの有機ELだけです。
サポートと総評

ソニーは全国に自社工場を持っているため、修理対応はスムーズです。東芝など他社の修理を請け負う余裕があるくらいです。
また、個性の話に戻ってしまいますが、ソニーの4Kテレビは『Google TV(Android OS)』を搭載しているので、ネット動画閲覧時の操作や表示スピードが速い上に、動画アプリや本体をスマホのようにバージョンアップできるため、快適性を将来に渡って保てます。
価格こそ高いものの、他社にはない個性が欲しい方にはもっともおすすめのメーカーです。本当に価格が高いですが、それでもおすすめ第3位のメーカーとして紹介させていただきます。
第4位 TCL(中国)
TCL(中国) | コスパ | 操作性 | ||||
価格 | 画質 | 音質 | 視野角 | 地デジ | ネット動画 | |
液晶:低価格40インチ以下 | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 | ◎ |
液晶:低価格43インチ以上 | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 | ◎ |
液晶:高価格43インチ以上 | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 | ◎ |
有機EL | – | – | – | – | – | – |
『価格』→同じ中国のハイセンスと比べると少しだけ高い
『画質』→低価格モデルでは、安いのに画質は国内メーカーにも匹敵する
『音質』→良いとは言えない。スマホ内蔵スピーカーよりは良いが……
『視野角』→狭い。正面か、左右30度以内での視聴ポジションに限る
『操作性』→Androidを搭載しているため、東芝やハイセンスより速い
TCLにしかない『個性』はなにか。
……ひねり出せば、『安くてネット動画に強いメーカー』でしょうか。
地デジの画質や操作性については、東芝やハイセンスを上回る訳ではないからこその第4位。
TCLの簡単なまとめ

- 正面から見るのであれば、十分にキレイで視野角の狭さも気にならない
- ネット動画の視聴が多い人には東芝やハイセンスよりもおすすめ
- サポートは諦めてください
TCLは、月によっては国内シェアで9%まで販売数が伸びてくるので、それなりに人気があります。売れ筋は32インチ以下のモデル。そのサイズでネット動画に強くて安いテレビと言えばTCLしか選択肢がないため、台数を稼いでいます。
また、65インチも比較的人気があります。ネット動画に強いソニーがセール中でも15万円近くするため、常に10万円以下で買えるTCL製の需要が高くなっています。
2022の年間シェアは10%未満ですが、2023~2024年にはパナソニックを抜いてTOP5に加わる可能性があります。
第5位 LGの強み
LG(韓国) | コスパ | 操作性 | ||||
価格 | 画質 | 音質 | 視野角 | 地デジ | ネット動画 | |
液晶:低価格40インチ以下 | – | – | – | – | – | – |
液晶:低価格43インチ以上 | – | – | – | – | – | – |
液晶:高価格43インチ以上 | – | – | – | – | – | – |
有機EL | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ |
LGの強みを簡単に言います。
『有機ELが安い!!!』
自社で有機ELパネルを生産しているだけあって、圧倒的に安い。価格を第一に考えたとき、買うテレビはLGで決まりです。
その代わり、液晶はまったく力を入れて作っていないため、選択肢から外してください。そのために上記表では液晶の項目を全て「 – 」としています。
LGの簡単なまとめ

- サポートは◎(国内に自社修理工場あり)
- バージョンアップ対応のOSが搭載されているので、操作性も◎
- 有機ELが爆安。それこそがLGの『個性』
他社の有機ELの型落ちよりもさらに安いLG製の有機EL。他社はLGからパネルを買って有機ELを作っていて、LGは自社生産なので価格を思いのままに操作できます。品質は少しも悪くありません。
もちろん、有機ELにもグレードがあるので100%LGがおすすめという訳ではありません。スポーツに強い有機ELや音質も良い有機ELは別で紹介します。
それでも、パッと一目見るだけでキレイと思えるテレビこそが有機ELです。その有機ELを爆安で手に入れたい方へのおすすめは、間違いなくLG製のモデルとなります。
第6位 シャープの強み
シャープ(アクオス) | コスパ | 操作性 | ||||
価格 | 画質 | 音質 | 視野角 | 地デジ | ネット動画 | |
液晶:低価格40インチ以下 | △ | 〇 | △ | △ | ◎ | ◎ |
液晶:低価格43インチ以上 | △ | 〇 | △ | △ | ◎ | ◎ |
液晶:高価格43インチ以上 | △ | 〇 | 〇 | △ | ◎ | ◎ |
有機EL | △ | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ |
『価格』→ソニーよりはずっと安いが、東芝に比べるとやや高い。
『画質』→良くも悪くもない。高価格の液晶だけは光沢の強いパネルを使っていて輪郭がくっきりする。反面、映り込みがややある
『音質』→声は聞き取りやすい。低音の迫力は全モデルで物足りない。
『操作性』→抜群。速い。ソニーより速いかもしれない。同じくGoogleTV(Android)搭載。
サポートもしっかりしていて、あまり知られていないがレスポンスの速さが『個性』になりつつある。
だが、価格の割に目に見えない部分で『良いモノ』を作り過ぎてしまっていたせいか、2022年に赤字転落(日本経済新聞より)。
国内シェアも1位から転落しており、メーカーとしておすすめしにくい。2023年もすでに黒字化できない見通しとなっていて、2024年までの2年間でコストを大幅に削ってくると思われます。
2022年モデルの型落ちを買うならお買い得でおすすめ。一方、2023年以降のモデルはコスト削減に伴いおそらく性能が落ちます。赤字の企業が黒字化を目指すというのはそういうことです。
第7位 パナソニックの強み
パナソニック(ビエラ) | コスパ | 操作性 | ||||
価格 | 画質 | 音質 | 視野角 | 地デジ | ネット動画 | |
液晶:低価格40インチ以下 | △ | 〇 | × | △ | 〇 | △ |
液晶:低価格43インチ以上 | △ | 〇 | × | △ | 〇 | △ |
液晶:高価格43インチ以上 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
有機EL | △ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
『価格』→シャープと同水準か、わずかにパナソニックの方が高い
『画質』→シャープと同水準か、わずかにパナソニックの方が劣る
『音質』→低価格モデルは最弱クラス。液晶最上位や有機ELは逆に低音域まで含めて最強クラス。
『操作性』→あまり良くない。
ここ数年のパナソニックは『個性がないことが個性』になってしまっています。
- 価格の安さはどこにも勝てない
- 画質はかつての最上位モデルがラインナップから消えており、既存の上位モデルも直下型LEDが非採用など、コスト削減が目立つ
- OSも昔ながらの独自のLinuxベースとMozillaの組み合わせにこだわっており、ネット動画時代に最適化されていない
以前はIPSパネルという液晶最上位パネルを全シリーズに搭載して高画質と見やすさが特徴的でしたが、現在は一部のモデルにしかIPSを使用しておらず、そのモデルも直下型LEDでないせいで斜めから見るとやや暗く感じるため現実の視野角が広いとは言えません。
また、サポートは今の時点では優秀ですが、中国のTCLへの生産委託を開始しており、今後は生産だけでなく修理規模も縮小させていくと推測されます(読売新聞より)。
なんとか黒字をたもっていますが、国内シェアが年々減り続けており、数年内に自社生産はゼロにして実質撤退することもあるかもしれません。
第8位と第9位 オリオンとRCAの強み

オリオンとRCA。聞き慣れないメーカーかもしれませんが、チューナーレステレビの製造・販売を機に注目され始めたメーカーです。
オリオン電機(現オリオン株式会社)とは?
- 1958年創業の日本の老舗メーカー
- 以前は地デジテレビ、現在はチューナーレステレビを主に製造・販売している
- 家電量販店との取引があり、Amazonや楽天の売れ筋ランキングでは常にランクインしている
あくまでもチューナーレスを購入するのであれば、おすすめのメーカーです。
反対に地デジテレビを購入する場合にメリットは1つもありません。東芝やハイセンス、アイリスオーヤマの方が価格の安さも知名度も上回ります。
RCAとは?
- RCAとはアメリカ老舗電機メーカーの『ブランド名』だが、現在はTCL(中国)がそのブランドの使用権を握っている
- つまり、TCLが「アメリカブランドですよー」と宣伝して購入層を広げるために使っている名ばかりのブランドに過ぎない
現状は、Amazonや楽天で爆売れ状態です。実情を知らない人がアメリカ製だと喜んで購入している雰囲気。
とは言え、TCL自体はおすすめのメーカーです。自社テレビにAndroidを組み込んいるので、チューナーレスとの相性も◎。
さらに言ってしまえば、東芝レグザと同じです。ハイセンスが「東芝レグザですよー」と言って中国の自社工場で作ったレグザを日本市場に投入。それで国内シェア1位です。
RCAはあくまでもチューナーレスだけに関わる話ですが、もしもチューナーレスを選択肢に入れるのであれば上記内容を覚えておいてください。ただ、本当にチューナーレスを買うなら日本のオリオン製の方がおすすめです。
第10位と第11位 アイリスオーヤマとマクスゼンの強み

アイリスオーヤマとマクスゼン。ネット動画非対応の、地デジとBSを見るだけのシンプルなテレビであれば、それなりに需要があります。
アイリス/マクスゼン | コスパ | 操作性 | ||||
価格 | 画質 | 音質 | 視野角 | 地デジ | ネット動画 | |
液晶:低価格40インチ以下 | ◎+ | △ | × | △ | △ | – |
液晶:低価格43インチ以上 | ◎+ | △ | × | △ | △ | – |
液晶:高価格43インチ以上 | – | – | – | – | – | – |
有機EL | – | – | – | – | – | – |
【アイリスオーヤマ】
・価格の安さはハイセンスを上回る
・自前の修理工場もある日本メーカー
・地デジ/BSしか見ない、またはネット動画をファイアースティックで見るなら選択肢の1つ
【マクスゼン】
・価格の安さはアイリスオーヤマを上回る
・輸入会社なので、生産工場も修理工場もない
・激安テレビが欲しい場合だけは選択肢になり得る
東芝やハイセンスであれば確かな性能があって安いので非常におすすめですが、アイリスオーヤマとマクスゼンは価格が安いだけのメーカーです。テレビは1度買ったら10年くらい使うものなので、そこまで激安のモデルを買わなくても良いような気がします。
人気の型落ちモデル一覧
東芝レグザ
迷ったらコレ!
2020年に発売が開始されてにもかかわらず、2023年になっても生産が続いている超ロングセラー4K液晶。メーカーが在庫を作り続けているので、2020年に作った在庫が届く訳ではない点も安心(※在庫が循環する大手通販サイトで購入する場合)。
ちょっと良い性能が欲しくて迷ったらコレ!
120Hz表示の倍速パネルは、スポーツやゲームの速い動きも目で追いやすくなり、疲れにくい。
こちらはメーカーで生産が終わっているので在庫限りとなっています。
地デジをリアルタイムで見る必要がなくなるタイムシフト機能付きのおすすめモデル。
型落ちには2021年モデルと2022年モデルがありますが、2021年モデルの方がレスポンスが速いです。スピーカー性能も◎。
タイムシフト機能付きテレビの有機ELバージョン。
やはりレスポンスが速く、スピーカーも低音の迫力は2021年のこちらのモデルの方が上です。
有機ELなので画質は間違いなし。電気代が少し高く、寿命は9年前後が目安。
ハイセンス
ハイセンスと言えばコレ! が圧倒的に人気!
上位モデルで倍速パネル搭載機種もありますが、そちらを買うならレグザの型落ち倍速モデルの方が値段も安くてお買い得。
ハイセンスのこのモデルは65インチであっても10万円以下で販売されているため、全サイズでとても高い人気を誇ります。
ソニー
50型は2021年の型落ちがお買い得で、55型は2022年の型落ちがお買い得になっています。
いずれも他社の同グレードの液晶よりも確実に高画質。それを活かすためには明るさを上げる必要があるため、普段から明るさを上げてテレビを使用している人や、明るい部屋で見る人におすすめいたします。
それぞれ2020年/2021年の型落ちモデルで発売当初より大幅に値下がりしています。
もちろん倍速パネルも搭載で、ゲームのレスポンスも◎。何より音が面白い。
ネット動画で使うアプリのバージョンアップも可能なので、アプリが古くなって見れなくなる心配もなし。価格の面さえクリアできればもっともおすすめしたいモデルとなっています。
TCL
32型でネット動画に強いテレビと言えばコレ!
32型では珍しいフルHD(約200万画素)で、画質も◎。あまりにも売れすぎて、同メーカー製のハイビジョンモデル(約100万画素)よりも安くなっています。
32型以外でも、ネット動画に強くてコスパが良いテレビならこのシリーズが人気です。
地デジよりもYouTubeやNetflixなどのネット動画を中心に見るのであれば、東芝やハイセンスよりもおすすめです。
LG
激安で高品質な有機ELが欲しければコレ!
スポーツを見る場合だけはこのモデルよりも上位の有機ELや他社のモデルがおすすめにはなりますが、普通に見ている分には差は感じません。有機ELはグレードや年代に関わらず圧倒的にキレイなため、まず間違いなく満足できると思います。
シャープ以下のおすすめモデル
⇧珍しい60型の倍速液晶アクオス。光沢〇低反射△なので、クリアな映像が好みであればおすすめです。レスポンスも速い2021年製。
【パナソニック】→特におすすめはありません。
【オリオン】→チューナーレスに興味があればこちらの記事(買ってはいけないチューナーレステレビとは?)で詳しく紹介しています。
【RCA】→同上
アイリスオーヤマとマクスゼンから1シリーズずつ紹介。
どちらも地デジ/BSのみ視聴可能で、ネット動画を見るにはファイアースティックなどが必要になります。
ホワイトフレームは4KでなくフルHDモデルですが、家具と色を合わせたい場合におすすめ。マクスゼンはとにかく安くテレビを買いたい場合におすすめです。
テレビでよくある『24個』のQ&A

気になる疑問があればクリック(タップ)すると答えを得られます。悩みの解消にお役立てください。
まとめ
テレビメーカーのおすすめを11社まとめて紹介させていただきました!
どのメーカーのテレビを買おうか悩んでいた方にとって、少しでもお役立てたなら幸いです!
※トップ画像はAmazon公式サイトより。
価格などの情報は2023年4月11日時点です。
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