「一人暮らしには毎月いくら必要?」
「自分の食費や光熱費は平均より高い?」
「家賃まで含めると、毎月いくらあれば余裕を持って生活できる?」
これから一人暮らしを始める人はもちろん、すでに一人暮らしをしている人にとっても、毎月の生活費は気になるところです。
総務省の家計調査によると、2025年の単身世帯の消費支出は、1世帯あたり月平均173,042円でした。
ただし、この17万3,042円をそのまま「一人暮らしに必要な生活費」と考えるのはおすすめできません。
なぜなら、統計には若者だけでなく高齢者や持ち家の人も含まれており、特に賃貸住宅の家賃は住んでいる地域によって大きく違うからです。
この記事では、一人暮らしの平均生活費を家賃・食費・光熱費などに分けて紹介しながら、無理なく支出を減らす節約ポイントも解説します。
- 結論|一人暮らしの生活費は月平均17万3,042円
- 平均の「住居費21,667円」を家賃の平均だと思わないように注意
- 一人暮らしの家賃はいくらが目安?
- 一人暮らしの食費平均は月49,321円
- 一人暮らしの光熱費・水道代は月平均13,333円
- 交通費・通信費は月平均19,334円
- 趣味・娯楽費は月平均21,173円
- 一人暮らしで月20万円あれば生活できる?
- 一人暮らしで月15万円生活は可能?
- 手取り20万円・25万円・30万円なら生活費はいくらまで?
- 一人暮らしの生活費を節約するポイント7選
- 月5,000円節約できるだけでも年間6万円
- 一人暮らしでは「月額」だけでなく年間支出も考える
- 一人暮らしでお金を貯めるなら先取り貯金
- 一人暮らしの生活費チェックリスト
- よくある質問
- まとめ|平均17万円だけで判断せず「自分の家賃」を入れて生活費を計算しよう
結論|一人暮らしの生活費は月平均17万3,042円

2025年の総務省「家計調査」によると、単身世帯の1か月あたりの消費支出は平均173,042円です。
主な内訳は次のとおりです。
| 項目 | 1か月平均 |
|---|---|
| 食料 | 49,321円 |
| 住居 | 21,667円 |
| 光熱・水道 | 13,333円 |
| 家具・家事用品 | 6,120円 |
| 被服・履物 | 4,908円 |
| 保健医療 | 8,754円 |
| 交通・通信 | 19,334円 |
| 教養娯楽 | 21,173円 |
| その他の消費支出 | 28,396円 |
| 消費支出合計 | 173,042円 |
この数字を見ると、「家賃が2万円程度なら、一人暮らしは17万円あれば十分なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、ここには注意が必要です。
平均の「住居費21,667円」を家賃の平均だと思わないように注意

家計調査の住居費は平均21,667円ですが、これは賃貸住宅に住んでいる人だけの家賃平均ではありません。
持ち家の人なども含まれているため、これから賃貸で一人暮らしをする人が「家賃は月2万円くらいが平均」と考えるのは適切ではありません。
参考として、総務省の2023年住宅・土地統計調査では、全国の借家(専用住宅)の1か月当たり家賃は平均59,656円でした。
種類別では、
- 民営借家・木造:54,409円
- 民営借家・非木造:68,548円
- UR・公社:71,831円
- 公営の借家:24,961円
となっています。
ただし、これも一人暮らしだけの平均ではありません。
家賃は東京などの都市部と地方、駅からの距離、築年数、間取りによって大きく変わるため、自分が住みたい地域の相場も確認しましょう。
一人暮らしの家賃はいくらが目安?

家計とのバランスを考えるなら、家賃は手取り収入の25~30%程度を一つの目安にする方法があります。
| 手取り | 25% | 30% |
|---|---|---|
| 18万円 | 45,000円 | 54,000円 |
| 20万円 | 50,000円 | 60,000円 |
| 25万円 | 62,500円 | 75,000円 |
| 30万円 | 75,000円 | 90,000円 |
| 35万円 | 87,500円 | 105,000円 |
例えば手取り25万円なら、家賃6万2,500~7万5,000円程度が一つの比較ラインです。
もちろん、家賃が30%を超えたら生活できないという意味ではありません。
車を持たない、職場の近くに住んで交通費を減らすなど、ほかの支出とのバランスで考えることが大切です。
一人暮らしの食費平均は月49,321円

2025年の単身世帯の食料費は、月平均49,321円でした。
1日あたりにすると、
約1,640円
です。
ただし食費は、自炊と外食の割合によってかなり変わります。
自炊中心なら月3万~4万円程度に抑えられる人もいますし、外食やデリバリーが多ければ月6万~7万円以上になることもあります。
食費が5万円を超えているから使いすぎとは限らない
平均より高いからといって、すぐに食費を削る必要はありません。
確認したいのは、
- 外食が多すぎないか
- デリバリーを頻繁に利用していないか
- コンビニへ毎日寄っていないか
- 買った食品を捨てていないか
- 飲み物やお菓子を予定外に買っていないか
です。
必要な食事を削るより、食品ロスや予定外の支出を減らすほうが続けやすいでしょう。
一人暮らしの光熱費・水道代は月平均13,333円

2025年の単身世帯の光熱・水道費は、月平均13,333円でした。
ここには、
- 電気
- ガス
- 水道
- その他の光熱費
などが含まれます。
ただし、光熱費は季節による差が大きい支出です。
夏や冬はエアコンの利用が増えるため高くなりやすく、春や秋は低くなりやすい傾向があります。
1か月だけを見て高い・安いと判断せず、1年間の平均で確認すると分かりやすくなります。
交通費・通信費は月平均19,334円

交通・通信費は月平均19,334円です。
この項目にはスマホ代だけではなく、交通費なども含まれています。
そのため「一人暮らしのスマホ代が平均約1万9,000円」という意味ではありません。
スマホと自宅インターネットは、固定費の中でも比較的見直しやすい項目です。
- 使用データ量に合わない大容量プラン
- 使っていない通話オプション
- 不要な端末補償
- ネット回線の不要なオプション
がないか確認しましょう。
通信費を月2,000円下げられれば、年間では24,000円の節約です。
趣味・娯楽費は月平均21,173円

教養娯楽費は月平均21,173円でした。
娯楽費には、趣味やレジャーなどさまざまな支出があります。
お金を貯めたいからといって、娯楽をすべてゼロにする必要はありません。
重要なのは、
「楽しめている支出」と「なんとなく払い続けている支出」を分けること
です。
一人暮らしで月20万円あれば生活できる?

全国平均だけを見ると、消費支出は約17万3,000円なので、月20万円あれば生活できそうに見えます。
しかし実際には、自分の家賃を別に考える必要があります。
例えば家賃7万円で、次のような生活費ならどうでしょうか。
| 項目 | 月額例 |
|---|---|
| 家賃 | 70,000円 |
| 食費 | 40,000円 |
| 光熱・水道 | 13,000円 |
| スマホ・ネット | 8,000円 |
| 日用品 | 7,000円 |
| 交通費 | 8,000円 |
| 娯楽・交際費 | 20,000円 |
| サブスク | 3,000円 |
| 衣服・美容・その他 | 11,000円 |
| 合計 | 180,000円 |
この例なら月18万円です。
手取り20万円なら2万円、25万円なら7万円が残ります。
一人暮らしで月15万円生活は可能?

家賃が安い地域なら可能な人もいます。
例えば、
| 項目 | 月額例 |
|---|---|
| 家賃 | 50,000円 |
| 食費 | 35,000円 |
| 光熱・水道 | 12,000円 |
| 通信費 | 7,000円 |
| 日用品 | 5,000円 |
| 交通費 | 5,000円 |
| 娯楽・交際費 | 15,000円 |
| その他 | 10,000円 |
| 合計 | 139,000円 |
この場合は約14万円です。
ただし都市部で家賃8万~10万円程度かかる場合、月15万円以内に収めるのはかなり難しくなります。
手取り20万円・25万円・30万円なら生活費はいくらまで?

貯金もしたいなら、生活費を手取りいっぱいまで使わないことが重要です。
| 手取り | 生活費の一例 | 毎月残す金額 |
|---|---|---|
| 20万円 | 17万円 | 3万円 |
| 25万円 | 20万円 | 5万円 |
| 30万円 | 24万円 | 6万円 |
もちろん家賃や奨学金返済、車の有無などによって変わります。
重要なのは、毎月一定額が残る家計を作ることです。
一人暮らしの生活費を節約するポイント7選

1.最初に家賃を無理のない金額にする
これから部屋を探す人は、家賃を重視しましょう。
月1万円の差でも年間12万円です。
ただし安さだけで選び、通勤時間や交通費が大幅に増えては意味がありません。
家賃・交通費・通勤時間をまとめて考えましょう。
2.スマホ・ネット料金を確認する

通信費は一度見直すと節約効果が続きやすい固定費です。
月2,000円減らせれば年間24,000円になります。
3.サブスクを全部書き出す

動画・音楽・AI・ゲーム・クラウドなどを複数契約していると、気付かないうちに固定費が増えます。
例えば月500円のサービスでも4つあれば月2,000円。
年間では24,000円です。
2か月以上使っていないものは、一度見直してみましょう。
4.動画サブスクは1つを普段使いにする

動画配信サービスを複数契約している場合は、普段利用するものを1つ決める方法があります。
例えばDMM TVを利用できるDMMプレミアムは、通常月額550円(税込)です。
初回登録で条件を満たす場合は14日間無料で試せます。
アニメや映画などをよく見る人なら、低価格なサービスを普段使いにし、別の動画サービスは見たい作品がある月だけ利用する方法もあります。
ただし、安くても利用しなければ固定費です。
月額料金より利用頻度で判断しましょう。
5.食費は「自炊する」より食品ロスを減らすことから

毎日自炊しようとしても、忙しい人には続かない場合があります。
まずは、
- 冷蔵庫を確認してから買い物する
- 使い切れない食材は冷凍する
- まとめ買いしすぎない
- 外食・デリバリーの回数を少し減らす
ことから始めましょう。
6.コンビニを完全禁止にしない

コンビニを毎日利用している人なら、週5回を週3回にするだけでも節約できます。
1回500円を月20回利用すると1万円です。
すべて我慢するのではなく、回数を減らす方法なら続けやすくなります。
7.光熱費はエアコンを我慢するより無駄を減らす

節約のために真夏・真冬のエアコンを無理に我慢する必要はありません。
それよりも、
- エアコンフィルターの掃除
- 使っていない照明を消す
- 電気料金プランを確認する
- 給湯温度を必要以上に高くしない
- 古い家電の消費電力を確認する
などを意識しましょう。
月5,000円節約できるだけでも年間6万円

例えば、
- スマホ:1,500円
- サブスク:1,500円
- コンビニ:1,000円
- 食品ロス:1,000円
を減らせれば合計月5,000円です。
| 期間 | 節約額 |
|---|---|
| 1か月 | 5,000円 |
| 1年 | 60,000円 |
| 3年 | 180,000円 |
| 5年 | 300,000円 |
一人暮らしでは「月額」だけでなく年間支出も考える

毎月の生活費だけを見ていると、
「月3万円貯金できている」
と思っていても、年間ではお金が増えていないことがあります。
原因になるのが、
- 旅行
- 帰省
- 家電の買い替え
- 更新料
- 税金
- 冠婚葬祭
- 年払いサービス
などの特別支出です。
年間12万円程度発生するなら、毎月1万円を別に積み立てておくと家計が安定します。
一人暮らしでお金を貯めるなら先取り貯金

月末に余ったお金を貯金しようとしても、なかなか残らないことがあります。
そこで、給料日に先に貯金する方法があります。
例えば手取り25万円なら、
- 先取り貯金:30,000円
- 生活費として使えるお金:220,000円
とします。
「余ったら貯める」のではなく「貯めてから残りで生活する」考え方です。
一人暮らしの生活費チェックリスト

- 自分の毎月の生活費総額を把握している
- 家賃が手取りの3割を大きく超えていない
- 食費が月いくらか分かっている
- 外食・デリバリー代を把握している
- 光熱費を年間平均で確認している
- スマホ料金を1年以上見直していない
- 使っていないサブスクがない
- コンビニを毎日のように利用していない
- 食品ロスが多くない
- 毎月一定額を貯金できている
- 年間の特別支出を把握している
よくある質問

一人暮らしの生活費の平均はいくら?
総務省の2025年家計調査では、単身世帯の消費支出は月平均173,042円です。
ただし、平均年齢58.6歳の幅広い単身世帯を対象とした数字なので、若い賃貸一人暮らしの生活費とは異なる場合があります。
一人暮らしの食費はいくら?
2025年の単身世帯では月平均49,321円です。
自炊・外食の割合によって大きく変わります。
一人暮らしの光熱費はいくら?
電気・ガス・水道などを含む光熱・水道費は月平均13,333円です。
一人暮らしの平均家賃はいくら?
家計調査の住居費21,667円を平均家賃と考えないように注意してください。
2023年住宅・土地統計調査では、全国の借家(専用住宅)の家賃平均は59,656円でした。
ただし一人暮らし限定の数字ではなく、地域・間取り・建物によって家賃は大きく異なります。
月20万円あれば一人暮らしできる?
家賃が6万~7万円程度で車などの大きな固定費がなければ、月20万円以内で生活できる可能性があります。
ただし東京都心など家賃が高い地域では、より多く必要になることがあります。
一人暮らしで最初に節約するなら何?
使っていないサブスクや不要な通信オプションなど、生活の満足度を下げにくい固定費から確認するのがおすすめです。
まとめ|平均17万円だけで判断せず「自分の家賃」を入れて生活費を計算しよう

2025年の総務省「家計調査」では、単身世帯の消費支出は月平均173,042円です。
主な支出は、
- 食料:49,321円
- 住居:21,667円
- 光熱・水道:13,333円
- 交通・通信:19,334円
- 教養娯楽:21,173円
となっています。
ただし、特に注意したいのが住居費です。
統計上の21,667円は賃貸一人暮らしの平均家賃ではありません。
これから一人暮らしの予算を作るなら、
- 実際に住みたい地域の家賃
- 食費4万~5万円程度を基準に自分の食生活で調整
- 光熱・水道費1万~1万5,000円程度を想定
- スマホ・ネットなど固定費を加える
- 娯楽・交際費を加える
- 最後に毎月の貯金額を確保する
という順番で考えると分かりやすくなります。
平均より高い項目があっても、それだけで使いすぎとは限りません。
家賃が高くても職場が近ければ交通費を減らせますし、毎日利用する動画や音楽のサブスクなら生活の満足度を上げてくれるでしょう。
反対に、月500円でもまったく利用していないサービスは見直し候補です。
大切なのは、
「平均より安く暮らすこと」ではなく、「自分の収入の範囲で生活しながら毎月お金が残る家計にすること」。
まずは家賃・食費・光熱費・通信費・サブスクをすべて書き出し、自分の一人暮らしに毎月いくらかかっているのか確認してみてください。

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