買ってはいけない扇風機とは?ダイソンやデロンギ、中国メーカーなどまとめて比較!

扇風機はもっとも身近な電化製品であり、特別な選び方などない。何を買おうが失敗することはない。

そう思って買うと後悔する扇風機が実はあります。

と言っても数は多くないので、サッと簡単に紹介させていただきます。ぜひチェックしてみてください!

買ってはいけない扇風機

空気清浄機付きダイソン

『空気清浄機能』は吸い込んだ空気をキレイにするだけで、部屋の空気はキレイにしません。

分かりやすく言うと、床にホコリ1つない【試験空間】であれば宙に散布した花粉などをやがて全て吸いこんでキレイにできますが、【実生活空間】ではホコリを舞い上げます。空気をキレイにする量より舞い上げる量の方が圧倒的に多いため、床やカーペットをきちんとキレイにしていない限り逆効果です。

もちろん、ダイソンの扇風機にはちゃんとしたメリットもあります。

  • おしゃれでカッコいい!
  • 羽がないので、小さな子供が指を突っ込んでも危険が小さい!

一般的な扇風機でもガードが付いていますが、子供が押して倒した場合は衝撃でガードが外れるリスクがあり、転倒時に自動で電源が切れる安全装置は付いていません。倒してしまった場合でも安全な扇風機はダイソン製です。

空気清浄機能目的では全くもっておすすめできませんが、デザインや安全性においては圧倒的におすすめです。

空気清浄機能付きデロンギ

デロンギ製の扇風機がおすすめできない理由もダイソン製と同じです。空気清浄機能は部屋をキレイにしていない限り逆効果。鼻炎が悪化します。部屋をキレイにすれば効果があるかと問われると、それは部屋をキレイにしたから鼻炎が緩和されただけで、空気清浄機が活躍する訳ではありません。

デザイン性や安全性はダイソンと同じく高いものの、ダイソンと違い風量はかなり弱い。その分だけ音も静かですが、風量が物足りないと「涼しむ」「エアコンの電気効率を上げる」などの根本的な目的を果たせません。

デロンギ製を購入するならダイソン製がおすすめです。

中国メーカーの扇風機

ハッキリ言うと、買う理由がありません。

性能が悪い訳ではなく、気になる品質についても「扇風機というシンプルな構造上悪くなりようがない」ので、買っても後悔することはありません。

でも、数百円プラスすれば日本のアイリスオーヤマや山善の扇風機が買えます。スマホやテレビと違って扇風機は中国メーカーが激安という訳ではないため、買うなら日本メーカー製のモデルを買いましょう。

おすすめ扇風機ランキング(コスパLv順)

Lv.1 アイリスオーヤマ製3980円

シンプルが1番を体現したモデル。Amazonでもベストセラー1位の扇風機です。

Lv.2 アイリスオーヤマ製5825円

リモコンが付属。ベッドに寝転がんだ状態でも風量を変えられる。便利です。

Lv.3 日立製7980円

「微」風量モードを搭載していて、寝るときに心地よい風が穏やかな眠りへと誘う。音も静か。リモコンも付属していて便利。

Lv.4 山善製8878円

省スペースで置けるタワー型の扇風機。内蔵ファンが小さいので最大風力は他の扇風機の半分程度。上に向けることができないので、室内干しの洗濯物に風を当てることも難しい。

しかし、省スペースで置ける点は魅力。デザインもダイソンには勝てないが、羽が丸見えの扇風機よりはカッコいい(※個人差あり)。

でも置いてみると意外とデカい(高さがあるため)。あくまでもスペースが限られている方に向けてのおすすめモデルです。

Lv.5 シャープ製11900円

抜群の消臭効果を誇るプラズマクラスター搭載モデル。洗濯物を室内干しするときに非常に役立つ。タバコやペットの臭いを軽減する効果もあり。

価格以上の実用性を備えているおすすめモデル。

Lv.6 パナソニック製24000円

寝室用としてはおすすめランキング1位の扇風機。

DCモーター搭載で静穏性に優れていることに加えて、温度センサーがとても優秀です。

  • 室温が下がる→自動でオフ
  • 室温が通常に戻る→自動で弱運転
  • 室温が上がる→自動で風量アップ

節電のためにエアコンと併用する人も多いと思いますが、この扇風機なら体の冷やし過ぎを防げます。エコな上に体にも優しい。音も30dB以下で静か。寝室用であればおすすめNo.1です。

Lv.10 ダイソン製53500円

効果がない空気清浄機能を外して、代わりに静穏性を高めたモデル。ダイソンなのに音があまり気にならない。デザインと安全性も扇風機の中では最強

Lv.マイナス MBYKJKI製82995円

ダイソンとは異なる方向性で見た目がおしゃれ。

ただし、絶対に購入しないでください!

おすすめとしての紹介ではなく「こんな扇風機もある」というネタ話と「注意喚起」です。97cmもの高さがあってわずか580gしかないので、風量を強くするとまず間違いなく後ろに倒れます

最大69W(一般的な扇風機の2倍。ダイソンと比べても1.3倍以上)の風量で倒れないためには4kg以上は必要です。

安全性度外視のおそろしい扇風機と言わざるを得ません。


※紹介した扇風機の価格はいずれも税込。2023/4/2時点。Amazonより。

扇風機のQ&A

気になる点があれば、クリック(タップ)すると答えを知ることができます。悩みの解消にお役立てください。

扇風機はDCモーターがおすすめ?
DCモーターとは本体価格があがる代わりに、弱運転よりも穏やかで静かな「微風」運転ができたり、「消費電力」が少ない特徴があります。

一般的な扇風機(ACモーター)は30~40Wの電気を使いますが、DCタイプは20W前後。仮に40-20Wで1日5時間を1か月運転すると、20×5×31×27円/kw/1000=83.7円の節電になります。

⇩DCモーターでも7980円と安いモデルもあります。

扇風機の国内シェアが高いメーカーは?
残念ながら扇風機の売上シェアは公開情報がありません。相場が安いと関心が小さく、集計データを公開するメリットが大きくないためです。

それでも、各種通販サイトの売れ筋ランキングを見ると、中国メーカーはほとんど入っていません。

  • アイリスオーヤマ
  • 山善
  • 日立
  • パナソニック
  • シャープ
  • 東芝
  • シロカ
  • バルミューダ

などの日本メーカー製のモデルのランクインが非常に多くなっています。

扇風機とサーキュレーターの違いは?どちらがおすすめ?
まず、サーキュレーターには次のような特徴があります。

【サーキュレーターのメリット】

  • 重心が低いため、最大風量が扇風機より上(大きな風量を出しても倒れない)
  • 重心が低いため、扇風機より軽量なモデルが多い(扇風機は軽量化すると後ろに倒れる)
  • 本体がコンパクトで、相場も少し安い

メリットだけ見ると扇風機より優れているように思えますが、デメリットもあります。

【サーキュレーターのデメリット】

  • 安いモデルは首振り機能が付いていない
  • そもそも首がないため、ベッドの上など少し高い位置に風を送ることは不得意
  • 風量調整が難しい(最大風量が強くて音も大きく、少し弱くしようとして「中」に落とすと一気に落ちる)

サーキュレーターの最大のメリットは風量であり、それが欲しい場合にはサーキュレーターがおすすめです。

一方、そこまで風量を求めていない場合には扇風機の方が使い勝手が良くなります

扇風機を選ぶポイントは?
ポイントを箇条書きにすると次のようになります。

  • 価格
  • 機能(リモコン/微風・お休みモード/静穏性(DCモーター搭載)
  • デザイン(ダイソンなどのおしゃれタイプやスリムタワータイプなど)

同種のタイプを作った場合、メーカーによる品質差がでにくいのが扇風機です(高度な家電なら差がでる)。

基本的には、欲しい機能やデザインを決めて、その中で一番お買い得なモデルを選ぶことをおすすめします。

小型の扇風機でおすすめは?
スペースを取りたくない場合は、⇩のような扇風機がおすすめです。

  • クリップで棚やポール、ベッドのフレームなどを挟んで固定できる(普通に置いても使える)
  • 通常サイズの扇風機に匹敵する風量(※ハネは小さいので、風の広がりは少し狭い)
  • バッテリー内蔵で持ち運びもしやすい(家の中でもキャンプなどのアウトドアでも)
  • 充電しながら使用できる(USB充電/モバイルバッテリー)

自動首振り機能が付いていないことを除けば(手動なら可)、メインとして使えるだけのパワーと使い勝手を備えています。

リチウムイオン電池は500回ほど充電すると容量が半減するので、梅雨~夏終わりまで5か月毎日使うと3~4年で半減します。以降はケーブルを繋いだままの使用が基本となりますが、それほど不便ではないかもしれません。

携帯扇風機は手持ちと首掛けのどちらがおすすめ?
移動しながら使うなら首掛け、座っていたり立ち止まっていたりする場合にはハンディタイプがおすすめです。

【首掛け扇風機のメリット】

  • 手を一切使わないため、楽。圧倒的に楽
  • 冷却効果→太い血管が通る首元を冷やすと体全体に効果がある

【手持ち扇風機のメリット】

  • 使わないときはカバンなどに入れておける。サッと取り出せる
  • 衣類の内側など、風を任意の場所に送れる
  • デスクに置いても使える

それぞれメリットがあるので、自分が想定している使用シーンによって選ぶと良いでしょう。

扇風機とタワーファンはどちらが涼しい?
シチュエーションによって変わります。

自分のそばに置いた場合かつ自分が座っている場合→タワーファンの方が涼しい(下から上までまんべんなく風があたるため)

自分のそばに置いた場合かつ自分が立っている場合→扇風機の方が涼しい(暑いと感じやすい上半身に多くの風があたるため)

遠くに置いた場合→扇風機の方が涼しい(風が拡散されて全身にあたる上に、元々の風量が強いため)

基本的には扇風機の方が涼しいと感じやすい場合が多くなります。

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