dTVがリニューアルされ、286万人いた会員の多くがLemino(レミノ)の利用を始めています。
しかし、Lemino(レミノ)は多くの機能追加による処理負担増、無料公開でアクセス増により、アプリやサイトの動作が重い・遅いと感じることが多く、中にはアプリが開かないこともあるようです。
Lemino(レミノ)が開かないときの対処法や原因などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Lemino(レミノ)が開かないときの対処法
Leminoは、OSの条件を満たしていてもアプリが起動しないことがあります。
- Android搭載テレビの場合
- スマートフォン・タブレットの場合
それぞれ対処法をお話しますが、Android搭載のテレビで起こることが多いため、まずはテレビにおける対処法からお話いたします。
Android搭載テレビの場合
(最低)動作条件 |
Android TV OS バージョン 7 以上 |
Android搭載テレビでLeminoアプリを使用する場合、最低でもOSのバージョンが「7」以上である必要があります。
本体のOSバージョンが7に満たないとき |
本体の「設定」メニューから「システム」→「システムソフトウェアの更新」で最新バージョンにバージョンアップできます。 ※お使いの機種により文言や手順が一部異なります。 ※お使いの機種によりバージョンアップできない場合もあります。 |
バージョン7は2016年以降の多くのテレビで搭載されているため、大手メーカーでもマイナーメーカーでも条件を満たしていることが多いです。
ソニーなどの大手メーカー製であれば、バージョンアップを実施している場合がほとんどです。
ただし、実際にはOSのバージョンだけでなく、CPUやメモリなどの性能もある程度高くないとアプリの起動処理がスムーズにいきません。
CPUやメモリの要件 |
非公開ながら、シングルコアCPUでは処理が追い付かない (2019年以前のモデルはシングルコアがほとんど) |
メモリ(RAM)も1GBはないと処理が追い付かない (シングルコアCPUではメモリが1GB以下の可能性が高い) |
CPUやメモリを買い替えるわけにはいかないため、性能不足の場合は以下の方法で対処するしかありません。
性能不足の対処法 |
不要なアプリを消去する (アプリを消すと、メモリ:RAMの負担がわずかに減る) |
キャッシュ(一時情報)を削除する 「設定」→「アプリ」→「ストレージ」→「ストレージを消去(キャッシュを削除)」 でアプリが蓄えている余分なデータを消してメモリ(RAM)の負担をわずかに減らせます ※お使いの機種により文言や手順が一部異なります ※ログイン情報も消してしまうため、どのアプリのキャッシュを削除するか慎重に選んでください |
画質モードを変更する 「設定」→「画質」→「モードを標準からダイナミック」に変更すると、使用する電気量が増えるため、CPUの処理性能を引き上げられる可能性があります ※電気代は上がります ※画面が相当明るくなります(設定で下げられます) |
不要なアプリを消すか、消したくないアプリの一時情報を消すなどで、メモリの負担をわずかに減らし、アプリ起動に必要な処理性能を確保できる可能性がわずかにあります。
ただし、根本的な性能不足を解消できるわけではないため、これらの方法を試してもアプリが起動しない場合は、いっそ別のアプリに乗り換える方が良いかもしれません。
※ファイアースティックを購入する選択肢もありますが、ファイアースティックも2021年以降に発売された第三世代しか動作せず、しかも起動しないなどの不具合が報告されているため、Leminoはスマートフォン・タブレット・パソコンでないと安定しないのかもしれません。
Leminoは、dTV時代と比べると多機能な分アプリが重い・遅いデメリットがあるため、Androidテレビをお使いの方は、例えばdTVと同じ月額550円でLeminoに匹敵する17万本以上が見放題の最新サブスクに乗り換えると良いかもしれません(詳しくは後述します)。
スマートフォン・タブレットの場合
(最低)動作条件 |
iOS14以上 ※iPhone SE(第一世代)は対象外 |
Android8.1以上 |
スマートフォンやタブレットで使用する場合は、OSがある程度最新のバージョンである必要があります。
iOSは2020年9月以降のバージョン、Androidは2017年8月以降のバージョンが目安です。
本体のOSバージョンが条件に満たないとき |
本体の「設定」メニューから「システム」→「システムソフトウェアの更新」で最新バージョンにバージョンアップできます。 ※お使いの機種により文言や手順が一部異なります。 ※お使いの機種によりバージョンアップできない場合もあります。 |
大手メーカー製のスマートフォンであればiOSもAndroidもバージョンアップできる可能性が高いですが、安い中国製はバージョンアップできないかもしれません。
また、OSがバージョンを満たしていても、性能不足でアプリが起動しない可能性があります。
CPUやメモリの要件 |
iPhone・iPadであれば基本性能が高いため、まず大丈夫 |
Android端末は、CPUは4コア、メモリは3GB以上ないと厳しい |
アップル製品であればLeminoアプリが起動しないことはほとんどありません。
一方、Android端末は基本性能が低いだけでなく、パーツの質も良くないため劣化が早く、アプリが上手く起動しないことがあります。
性能不足の対処法 |
不要なアプリを消去する (アプリを消すと、メモリ:RAMの負担がわずかに減る) |
キャッシュ(一時情報)を削除する 「設定」→「ストレージ」→「キャッシュを削除」 本体が蓄えている余分なデータを消してメモリ(RAM)の負担をわずかに減らせます ※お使いの機種により文言や手順が一部異なります |
アプリが起動したあとの動作であれば、「システム」→「デバイス情報」→「ビルド番号を7回連続でタップ」→「開発者オプション」→「HW オーバーレイを有効化」するなどで、3Dの処理性能を引き上げることもできますが、アプリの起動は2D処理であるため、有効といえる裏技がありません。
スマートフォン・タブレットは不要なアプリが多くインストールされているため、アプリの消去がもっとも有効な手といえるかもしれません。
Lemino(レミノ)のアプリが重い・遅い原因
Leminoのアプリが重い・遅い主な理由は次の通りです。
- dTV時代より多くの機能が追加されている
- 非会員でもコンテンツにアクセスできるため、サーバーの処理負担が増えている
Leminoはユーザーにとって嬉しい機能も追加されていますが、不要な機能の方が多く追加されているため、無駄に処理が重くなっています。
Leminoで追加された機能
画質調整機能 |
dTV時代は画質は自動調整され、自分で変更できませんでしたが、 Leminoでは「最高画質」「高画質」「標準」から選択できます。 当たり前の機能のように思えますが、dTVよりアプリが重くなる原因の1つ。 |
同時視聴機能 |
dTV時代は不可だった同時視聴機能がLeminoでは追加されています。 便利ですが、アプリは重くなります。 |
マイチャプター機能 |
Leminoでは好きな作品の好きなシーンに印をつけることができ、そのシーンを見たい場合は一気にジャンプすることができます。 好きなシーンを何度も見たい人にとってはものすごく便利な機能ですが、アプリは重くなる |
感情スタンプ機能 |
いわゆる「いいね」の拡大版で、どの程度「良い」のか分かるようにした機能。 だが、見づらい上に無駄に重い |
エモートライン機能 |
みんなの「感情スタンプ」がタイムラインで流れてくるが、スタンプだけ流れてきてどうしろというのか。 重いだけで、不要な機能。 |
感情検索機能 |
感情スタンプを元に作品を検索できるが、スタンプを使う人は少なく、「カテゴリー検索」や「あらすじ」を読んで探す方が作品の世界観を把握できる。 やはり重いだけで、不要な機能。 |
画質調整や同時視聴など、嬉しい機能も追加されています。
ただし、LeminoはdTVがベースであるため、元々使えないよう設計されていたアプリに無理に機能を追加したのであれば、最初から使えるように設計されているアプリと比べて動作が重くなってしまいます。
Leminoは会員数の減少・売上の減少に伴い、収益改善のためのリニューアルであるため、アプリ開発コストも抑えていると考えるのが自然です。
0から作ったのではなく、dTVのアプリをベースに作られていると考えられるため、快適な動作を期待するのは難しいのかもしれません。
2020年 | 2021年 | 2022年 | |
市場規模 | 3222億円 | 3862億円 | 4508億円 |
dTVのシェア率 | 6.7% | 5.4% | 4.2% |
dTVの売上 | 約215億円 | 約208億円 | 約189億円 |
サーバーの処理負担増
LeminoはABEMAのように、いわゆる客寄せのための無料配信を実施しています。
非会員であってもコンテンツにアクセスできるため、サーバーへの接続人数が増え、有料会員の快適さが損なわれている可能性があります。
ABEMAのように赤字覚悟でサービスを展開している場合は、サーバーの性能も数も十分に用意していると考えられますが、Leminoは黒字を確保したくてリニューアル・客寄せ配信をしているため、ABEMAほどの配信環境ではないかもしれません。
配信画質もHD・フルHD・4Kを公開しておらず、サーバー性能は大きく劣る可能性があります。
Lemino | YouTube | |
最高画質 | 1.4GB/1時間 | 2.1GB/1時間 (フルHD1080p) |
高画質 | 0.9GB/1時間 | 1.1GB/1時間 (HD720p) |
標準 | 0.45GB/1時間 | 0.6GB/1時間 (SD480p) |
LeminoはYouTubeと比較しても画質のデータ量が少なく、お世辞にも高画質とはいえません。
スマートフォン・タブレットではHD画質でもキレイに感じるため、実際には高画質・最高画質で十分ですが、少ないデータ量にも関わらず処理が重いため、サーバーの性能はきっと高くないのでしょう。
最高画質1.4GB/1時間のデータ量では、テレビで視聴すると粗さが分かるため、Androidテレビユーザーを重視していない=Androidテレビでアプリが起動しないなど、開発に力を入れていない姿勢もあるのかもしれません。
Leminoを使うなら、dTVと同じ月額550円の新サブスクを
Leminoは月額990円で約18万本の見放題作品があるため、作品数自体は十分にありますが、ムダな機能があったりアプリの作り込みが甘かったりして動作が重いため、別のサービスに乗り換える方がおすすめです。
いまならdTV時代と同じ550円で、Leminoに匹敵する17万本以上が見放題の新サブスクが始まっているので、ぜひ新サブスクへの乗り換えを検討しましょう。
新サブスク DMM TV | Lemino | |
月額(税込) | 550円(dTVと同じ) | 990円 |
アニメ作品 | 5320タイトル | 1,000タイトル以下 |
見放題作品 | 17万本以上 | 約18万本 |
有料レンタル作品 | 約3万本 | あり |
有料作品に使えるポイント | 最初の3か月のみ550円分ずつ付与 | – |
合計本数 | 約20万本 | 約18万本+有料作品 |
主な取り扱いジャンル | ・オリジナルアニメ ・オリジナルドラマ(ABCテレビとの共同企画) ・オリジナルバラエティ ・アニメ ・キッズ ・特撮 ・洋画 ・邦画 ・海外ドラマ ・国内ドラマ ・韓流ドラマ ・バラエティ ・2.5次元舞台 ・グラビア ・アダルト(FANZAの見放題2000作以上) | ・音楽ライブ(dTV時代より拡充) ・WBCなど一部スポーツ中継(dTV時代より拡充) ・洋画 ・邦画 ・アニメ ・海外ドラマ ・国内ドラマ ・韓流ドラマ(dTV時代より拡充) ・オリジナルドラマ |
オフライン再生 | ○ | ○ |
音声付き早見再生 | 1.25/1.5/1.75/2.0倍速 | 0.5/0.75/1.0/1.25/1.5/2.0倍速 |
次話自動再生 | ○ | ○ |
お気に入り作品リスト | ○ | ○ |
同時視聴 | 4台まで | 4台まで |
対応デバイス | ・スマートフォン(android、iOS) ・タブレット(android、iOS、Fireタブレット) ・パソコン(Windows、Mac) ・テレビ(Android搭載) ・ゲーム機(PS5) ・クロームキャスト ・ファイヤースティック | ・スマートフォン(android、iOS) ・タブレット(android、iOS、Fire OS) ・パソコン(Windows、Mac) ・テレビ(Android搭載型) ・クロームキャスト ・ファイヤースティック |
無料のお試しキャンペーン | 30日間無料+550円分のポイントサービス※1 | 31日間無料 |
Leminoは韓流ドラマなどがdTV時代より強化されていますが、新サブスクのDMM TVと比較すると、月額が高い割に実際の見放題作品は多くありません。
サービス名 | 取扱作品数 | 月額(税込) | 無料期間 | |
第1位 | U-NEXT | 1800タイトル | 2189円 | 31日間 |
第2位 | dTV(Lemino) | 674タイトル | 990円 | 31日間 |
第3位 | DMMTV | 546タイトル | 550円 | 30日間 |
番外編 | Amazon PrimeVideo | 161タイトル | 500円 | 30日間 |
新サブスクのDMM TVは、dアニメストアよりアニメに強く、さらにHuluよりも多くの映画やドラマなどを配信しているため、2023年は最強コスパを誇ります。
DMM TV | dアニメストア | Hulu | |
月額(税込) | 550円 | 550円 | 1,026円 |
新作アニメ | 50タイトル | 48タイトル | – |
旧作アニメ | 5,320タイトル | 5,300タイトル | – |
アニメ以外 | 10万本以上 | なし | 10万本以上 ※アニメ含む |
オリジナル作品 | あり | なし | あり |
無料体験 以外の特典 | 有料作品に使える ポイントサービス | なし | なし |
DMM TVは2022年12月にサービスを開始して、わずか2週間で会員数30万人を突破しています。
もしかしたらDMM TVのコスパが高すぎるだけかもしれませんが、Leminoよりも月額が安い・本数がほぼ同じ・アニメに強い・余分な機能がないため、dTV時代と同じか、それ以上の満足度を得られます。
配信画質も4Kまで対応しており、OSの条件も低いため、テレビで視聴する場合にもおすすめです。
iOS14/Android6.0以上で視聴可 |
AndroidテレビのOSバージョンに制限なし |
ファイアースティックも第三世代の指定なし |
ゲーム機(PS5)でも視聴できる |
DMM TVは30日無料体験&有料レンタルで使える550円分のポイントプレゼントのキャンペーンを実施中なので、気になる方は公式HPを覗いてみてください。
Leminoでの不満を解消できると体感できた場合には、DMM TVを継続利用してLeminoを解約すると良いかもしれません。
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