チューナーレステレビでゲームをする場合、果たして快適にプレイできるのか気になる方も多いはず。
全18メーカー46機種の『応答速度』と『ゲームモード』の有無を一覧表で紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
応答速度とゲームモード
【応答速度】
ゲーム機から送られてくる映像データを画面に表示する速度のことで、速ければ速いほど『リアルタイム』に快適なゲームプレイが可能となります。
【ゲームモード】
応答速度を高速化し、画質もゲームに適した見やすさに調整してくれる機能。チューナーレスでは搭載モデルが少ない(生産を中国メーカーに委託して自社で生産している会社が少ないため)
メーカー | インチ | 解像度 | 応答速度 | ゲームモード |
LG | 31.5 | 4K | 5ms | – |
オリオン電機(現オリオン株式会社) | 24 | HD | 8.5ms | 〇 |
32 | フルHD | 9.5ms | 〇 | |
40 | フルHD | 9.5ms | 〇 | |
50 | 4K | 5ms | 〇 | |
65 | 4K | 6.5ms | 〇 | |
75 | 4K | 6.5ms | 〇 | |
ドン・キホーテ | 24 | フルHD | 8ms | – |
32 | フルHD | 8ms | – | |
43 | 4K | 9.5ms | – | |
50 | 4K | 9.5ms | – | |
ニトリ | 43(完売/在庫切れ) | 4K | 情報なし | – |
RCA | 24 | HD | 11.5ms | – |
32 | フルHD | 8.5ms | – | |
43(完売/在庫切れ) | 4K | 情報なし | – | |
エディオン | 32 | フルHD | 情報なし | – |
43 | 4K | 4ms(ゲームモード使用時) | 〇 | |
50 | 4K | 4ms(ゲームモード使用時) | 〇 | |
駿河屋(KONKA) | 24 | HD | 8ms | – |
32 | HD | 8ms | – | |
43 | 4K | 8ms | – | |
50 | 4K | 9.5ms | – | |
WIS(ASTEX) | 24 | HD | 情報なし | |
32 | HD | 情報なし | ||
43 | 4K | 8ms | ||
50 | 4K | 8ms | ||
ユニテク | 32 | HD | 8ms | 〇 |
43 | 4K | 6.5ms | 〇 | |
ゲオ(WIS製) | 55有機EL | 4K | 0.1ms | – |
Roommate | 24 | HD | 11.5ms | – |
32 | HD | 8.5ms | – | |
50 | 4K | 8ms | – | |
ティーンズネットワーク(ドン・キホーテ旧機種) | 24 | フルHD | 8ms | – |
42 | フルHD | 8ms | – | |
FASTLIFE | 43 | 4K | 情報なし | – |
Smaty | 43 | 4K | 情報なし | – |
ヒロ・コーポレーション(SHION) | 24 | HD | 11.5ms | – |
32 | HD | 8.5ms | ||
プロメテウスモニター | 42(完売/在庫切れ) | 4K | 情報なし | – |
アペックス | 65 | 4K | 8ms | – |
LIU | 32/42/50/55/60/65 | 全てフルHD | 全て情報なし | – |
『オリオン電機』『エディオン(TCL)』『ユニテク』『ゲオ(WIS製)』の4メーカーが、ゲームの快適さにおいては優れています。
ただし、おすすめできるのは『オリオン電機』と、辛うじて『ユニテク』だけです。
残りの『エディオン(TCL)』と『ゲオ(WIS製)』は性能は良いものの、おすすめしづらい理由があります。
オリオン電機(現オリオン株式会社)
画面サイズ | 24インチ | 32インチ | 40インチ | 50インチ | 65インチ | 75インチ |
価格 | 25273円 | 25871円 | 29910円 | 69500円 | 96109円 | 151957円 |
パネル性能 | HD(約100万画素) | フルHD(約200万画素) | フルHD | 4K(約800万画素) | 4K | 4K |
応答速度 | 8.5ms | 9.5ms | 9.5ms | 5ms | 6.5ms | 6.5ms |
スピーカー | 3W×2 | 5W×2 | 5W×2 | 10W×2 | 10W×2 | 10W×2 |
HDMI端子 | 2ポート | 3ポート | 3ポート | 4ポート | 4ポート | 4ポート |
Wifi | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
その他 | 赤白黄の変換ケーブル付属 | 同左 | 同左 | 本体に赤白黄端子あり | 同左 | 同左 |
☆ビックカメラやケーズデンキなど、複数の家電量販店との取引がある!
☆チューナー入りのテレビの販売実績もあり、チューナーレスが話題で飛びついたメーカーでない!
☆自社生産&修理工場を国内に整備!(LGとオリオン電機だけ)
☆汎用リモコンも売られている!(付属リモコンの故障時も安心)
☆24~40インチは高性能CPU&GPUを搭載し、50インチ以上は2GBメモリ搭載で動作が速い!
また、当たり前のように感じるかもしれませんが、公式HPがあって取扱説明書をダウンロードできるのもオリオン電機を除けばLGとユニテクだけ。チューナーレス販売で儲けようとして飛びついたメーカーとの差がよく分かります。
ユニテク
32インチはHD画質でオリオン製の方が性能も信頼度も上なので、43インチのみおすすめです。
☆家電量販店に多数の商品を卸している!
☆取扱説明書もきちんと公開!
☆チューナー入りテレビの販売実績もある!
☆ただし、自社生産の製品と外部委託の製品が混在していて、チューナーレスがどちらに該当するのか分からない
それでもユニテクは『ゲームモード』を搭載していて、この機能が実はPCモニターより応答速度で劣る『テレビ』のために開発された技術であり、それが搭載されているだけでも『テレビ作り』をきちんとしている証の1つと言えます。
ユニテクは汎用のリモコンも販売されているので、他のマイナーメーカーと比べるとずっと安心して使っていけるメーカーとしておすすめです。
エディオン(TCL)
☆ゲームモードオン時の4msはチューナーレスでは最速クラス!(32インチ除く)
☆エディオンは家電量販店の業界5位の売り上げがあり、認知度も十分ある!
ただし、TCLはあくまでも生産を請け負っているだけで、企画・販売・アフターケアを担当するのは家電量販店のエディオンです。
そして家電量販店ということは、売ることが仕事であり、修理工場がありません。取扱説明書を公開するなどのサポート体制すら整備されていません。地デジチューナー入りのテレビを自社で作ったこともなく、話題のチューナーレスを売り出そうと企画して、作ってもらったものをただ『売るだけ』です。
TCL製という点はおすすめできますし、エディオンも家電量販店としてはおすすめですが、チューナーレスに限ってはゲームの快適さだけでおすすめすることはできません。
ゲオ(WIS製)
ゲオ(WIS製)だけ「スペックが飛び抜けている」ため、別記事で詳しく紹介させていただきます!
結論だけ述べると、「スペックは完璧!」「55インチの有機ELチューナーレスが欲しい場合は買い!」「でも55インチの有機ELチューナーレスがどうしても欲しい人以外にはおすすめできません」。
55インチが欲しいなら、大型モニターの選択肢
チューナーレスのラインナップは50インチ以下がほとんどで、55インチがほぼ販売されていない状況です。
ですが、実は大型PCモニターが存在しています。
DMM.comのグループ会社「DMM.make」の大型モニター
インチ | 55インチ |
パネル種類 | 液晶ADS |
表示解像度 | 4K |
応答速度 | 非公表 |
ゲームモード | なし |
フレームレート | 60Hz |
HDMI端子 | 3ポート |
スピーカー | 10W×2 |
- 疑似IPSパネルを使っているので、正面から見た場合はチューナーレスよりやや色が濃くでる
- ただし輝度が250cdなので斜めから見ると暗くなる
- DMM.makeは日本の会社で公式HPがあり取扱説明書も公開されている安心の会社
- ただし輸入販売会社であり、自社で設計や製造をしている訳ではない
ADSパネルはハイセンス製であり、このディスプレイの販売開始(2020年11月)とパネルの開発時期がほぼ同じなので、本体の製造を担当しているメーカーはハイセンスかそのグループ会社だと推測されます。
つまり品質としては悪くないはずなので、このモニター+ファイアースティックの組み合わせで実質的に55インチのチューナーレスの役割を果たせます。
DMMは昨年末に12万本以上が見放題の⇩新・動画サブスク⇩を立ち上げるなど、幅広い事業展開をしている勢いのあるグループ会社です。
ただし、不確定要素が多いので、あくまでも55インチのみ紹介させていただきます。他のサイズであればオリオン電機などのチューナーレスをおすすめします。
役に立つかもしれない情報一覧
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☆安くて、本数が多くて、ジャンルも豊富!
☆特にアニメが強い!(最新クールほぼ100%&5000タイトル以上配信)
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見放題作品数 | 12万本 |
有料レンタル | 4万本 |
合計本数 | 16万本 |
主な取り扱いジャンル | ・アニメ ・オリジナルアニメ ・特撮 ・洋画 ・邦画 ・海外ドラマ ・国内ドラマ ・韓流ドラマ ・バラエティ ・2.5次元舞台 ・グラビア |
オフライン再生 | ○ |
音声付き早見再生 | 1.25/1.5/1.75/2.0倍速 |
次話自動再生 | ○ |
お気に入り作品リスト | ○ |
同時視聴 | 4台まで |
対応デバイス | ・スマートフォン(android、iOS) ・タブレット(android、iOS、Fireタブレット) ・パソコン(Windows、Mac) ・テレビ(Android搭載モデル。チューナ―レス含む) ・クロームキャスト ・ファイヤースティック(2023/1/23対応) |
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まとめ
『液晶テレビ』は技術が成熟している上に故障が少ない電化製品なので、どのメーカーを購入したとしても絶望するほど後悔することはないかもしれません。
それでも少しでも『良いモノ』が欲しいと誰もが願います。
劇的に『良いモノ』は今のところ存在していませんが、『LG』『オリオン電機』の2社だけは今の時点でも安心しておすすめできますので、ぜひ検討してみてください。
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