プライムビデオは有料ばかりでコスパが悪い?18の有料チャンネルに埋もれる見放題作品

プライムビデオ

Amazonのプライムビデオはお急ぎ便などの配送特典と動画コンテンツを合わせて利用できるため、非常にコスパが高いサービスとして人気です。

ただし、動画コンテンツだけに絞ってコスパを考えると、プライム会員特典で視聴できる見放題作品があまりにも少なく、本当にコスパが良いのか疑問に感じる方も多くいます。

実際に、プライムビデオはdアニメストアを始めとする18の他社コンテンツが登録されており、プライム特典として視聴できる見放題作品は全ジャンル合わせて約2万本しかなく、極めて少ないと言わざるを得ない状況であるため詳しくお話いたします。

プライムビデオの見放題作品は約2万本

引用元:Amazon公式HP
プライムビデオの配信タイトル数
映画1,542タイトル
アニメ737タイトル
海外ドラマ275タイトル
国内ドラマ220タイトル
韓流ドラマ161タイトル

プライムビデオでは単品作品である映画が1,542タイトル配信されており、シリーズ物のアニメなどが1,393タイトル配信されています。

シリーズ物を1タイトル12話で本数を換算すると、映画と合わせて18,258本となり、バラエティやLIVE映像などを合わせて最終的に約2万本となります。

2万本という数字だけを見れば少なくはない印象もありますが、他社のサービスと比較すると圧倒的に少ないことが良く分かります。

見放題作品月額
プライムビデオ約2万本500円
DMM TV17万本以上550円
FODプレミアム8万本以上976円
Lemino約18万本990円
Hulu10万本以上1,026円
U-NEXT27万本以上2,189円

中でも2022年12月にサービスを開始した新サブスクのDMM TVは、プライムビデオとほぼ同額にもかかわらず、見放題作品数は8倍以上と、コスパの良さが天と地ほどの差があります。

特にDMM TVは、プライムビデオのオプションサービスであるdアニメストア for Prime Videoを利用するより多くのアニメ作品を配信している上に安いため、アニメ好きであれば間違いなくDMM TVを利用した方がエンタメライフが充実します。

アニメ作品月額
DMM TV5,320タイトル550円
dアニメストア
for Prime Video
4,772タイトル500+550=1,050円
全作品目視確認。2023年6月19日時点

Amazonでは元々アニメ作品の視聴がランキング上位を独占しており、アニメを視聴する目的でプライムビデオを利用している方が多くいます。

プライムビデオの月額500円に「dアニメストア for Prime Video」の月額550円を追加で支払うことでアニメ作品を一気に増やせますが、DMM TVはそれをも上回る作品を配信しているため、プライムビデオでオプションを申し込むならDMM TVを利用した方が確実にお得です。

しかもDMM TVはアニメ以外にも10万本以上の映画やドラマを配信しているため(アニメ1タイトル12話換算で総本数から差し引いた場合)、アニメに強いdアニメストアとオールジャンルに強いHuluを合わせたよりも多くの本数を視聴でき、月額も安いという鬼コスパです。

動画配信サービスは、きちんと探せばプライムビデオよりコスパが優れているサービスが多数あるため、身近なAmazonで済ませることなく、作品が充実しているサービスを自分で選んで楽しんでいきましょう。

プライムビデオの見放題作品は18もの有料チャンネルに埋もれている

プライムビデオの作品一覧を見たとき、一見すると非常に多くの作品があるように感じますが、Amazon以外の、実に18もの動画配信サービスの作品が並べられており、見放題作品はほんのわずかです。

プライムビデオに並べられているサービス一覧
Amazon PrimeVideo月額500円
dアニメストア for Prime Video月額550円
FODチャンネル for Prime Video月額976円
Channel恐怖月額550円
MEN’S NECO+オンデマンド月額459円
NHKオンデマンド月額990円
NHKこどもパーク月額397円
アニメタイムズ月額437円
アジアPremium月額550円
エンタメ・アジア月額660円
シネフィルWOWOW プラス月額390円
タカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプラン月額1,650円
プラス松竹月額330円
大阪チャンネルセレクト月額407円
韓国ドラマ・エンタメ Channel K月額550円
韓流チャンネル月額550円
東映アニメチャンネル月額350円
東映オンデマンド月額499円

プライムビデオは約3,000タイトルの作品を配信していますが、「dアニメストア for Prime Video」で4,772タイトル、「FODチャンネル for Prime Video」で3,028タイトルの有料作品を配信しており、この時点でプライムビデオの見放題作品は全体の約28%しかありません。

さらに16のチャンネルがプライムビデオには登録されており、しかもプライムビデオ自身でも有料レンタル作品を配信しているため、見放題作品は埋もれに埋もれてしまっています。

見たいと思った作品を選択すると、実は有料である可能性が常に存在するため、ユーザーとしては使いづらいと言わざるを得ません。

プライムビデオはあくまでもプライム特典の1つに過ぎないため、無料で見れる作品があるだけ喜ぶべきことなのかもしれませんが、2022年までは動画のサムネイルに見放題を示す「Prime」の帯があったところ、2023年は帯が消えて見分けがつかなくなっているため、有料チャンネルの登録を誘導したい意図が見え隠れしています。

『置き配』サービス開始後は、配送特典の価値も薄れている

プライムビデオは配送特典が使えるからこそ利用している方がほとんどですが、コロナが世に流行り出して以降、Amazonでは『置き配』を利用でき、商品を対面で受け取る必要性が薄れ、いつ届いても受け取りに支障がなくなっています。

置き配で心配なのは、宅配ボックスがなくて誰かに持って行かれないかどうかですが、ガスメーターに入れてもらったり、簡易的な宅配ボックスを用意して入れてもらったりすればリスクは最小限にできます。

特にAmazonは、万が一商品が行方不明になった場合は、同じ商品を再送してくれます(回数制限あり)。

Amazonは商品の行方を探したり、購入者とのやり取りに時間を割くくらいなら、とっとと再送して費用を抑える会社であるため、置き配を積極的に利用していきましょう。

ただし、短期間に複数回商品が行方不明になると、Amazon側の対応も変化して再送してくれない可能性があるため、万が一行方不明になった場合は、簡易的な宅配ボックスを用意するなど盗難対策をして2回目がないようにしましょう。

プライムビデオは値上げされる?

Amazonはプライムビデオの収益改善のために、Netflixのように広告つきプランの導入を検討しています。

原油高などで配送に掛かる費用は増えているにもかかわらず、会員費の値上げを久しく行っていないため、広告つきプランを導入するタイミングで、現状のほぼ広告なしの月額500円を値上げしてもおかしくありません。

日本アメリカ
月額500円
年間プラン4,900円約19,717円
1ドル141.85円

アメリカでは複数回の値上げがされており、現在の円相場では日本の約4倍の会員費用が掛かります。

アメリカは平均賃金が日本より高く、その影響で相場が高くなっている側面もありますが、Amazonは毎年値上げの可否を検討しています。

Amazonに限らず、DAZNやdアニメストアも2023年に値上げしており、dTVもLeminoにリニューアルするタイミングで値上げし、Paraviは7月にU-NEXTに統合されるなど、収益改善の動きが活発になっています。

Amazonも以前はCMゼロだったところ、冒頭にCMを挟むなど収益改善を模索していることは間違いないため、いずれ値上げされるかもしれません。

気軽なご相談はこちらから!

タイトルとURLをコピーしました